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もう2週間ほど前の話になりますが、デルフト(Delft)という小さな街に行ってきました。
ところで話は変わりますが、
オランダの通貨は現在、ユーロです。
ヨーロッパの多くの国がこのユーロを採用していて、
1ユーロ120~150円くらいで変動しているようです。
僕は面倒なので、1ユーロ100円と置き換えて計算してしまう事が多いのですが。
1ユーロ=100セントなので、1セント1円くらいと考えています。
さて、オランダでは数字を言う際に、英語とは微妙にニュアンスが異なります。
たとえば「59」は、
negen en vijftig(ネーヘン・エン・ファイフタハ)
「9と、50」という言い方をします。
これが慣れるまでかなり難しく、
特に年齢を言う時にはなかなかパッと出てこないものです。
そして、9ユーロ50セントと言う場合。
正確に言うのであれば、
negen euro vijftig cent(ネーヘン・ウーロ・ファイフタハ・セント)
なんですけど、実際は縮めて
negen viftig(ネーヘン・ファイフタハ)
と言ったりもします。
これもお店とかでよく耳にするのですが、なかなか聞き取れない。
聞き返す事もあるのですが、すると今度は英語で素早く答えてくれたりします。
それも速すぎて聞き取れなかったりするのですが。
なんでこんな説明をしたのかと言うと、ずばり言い訳づくりです。
オランダではデルフトの陶器が名物のひとつで、
折角デルフトに来たんだから何か一つ陶器を買っていこうと思ったんです。
広場の店頭を回っていると、ショーウインドウに牛の陶器を発見。
値札が無かったので、中に回って聞いてみると
ネーヘンファイフタハ
9ユーロ50セント!安い!
買うと決めて、50ユーロ札を出すと
「足りませんよ」
あれ?
「59ユーロです」
た・・・・・・高ぇ!!
しかし一度は買うと言ってしまったので、さらに10ユーロを出し購入。
勘違いしていただろう事は向こうも分かったはずなので、
本当は買わない事も出来たとは思うのですが。
この気持ち、誰か分かってくれますか?
むしろ値切るべきだったか・・・。
でも小心者の僕にはそんな事も出来るはずがなく。
その時手に入れた牛は、今も部屋で凛々しく起立しています。
デルフトで他に有名なものといえば、
ここで生涯を過ごした画家フェルメール。
最初の写真は、その代表作である「デルフトの眺望」のモデルになったといわれる東門です。
実は同日にハーグ(Den Haag)のマウリッツハイス美術館も訪れて、
作品そのものも見てきました。
教科書でしか見たことのなかった絵を間近で見て、
そのモデルとなった場所を訪れる。
こういう事をすると、海外に来た実感が湧きますね。